キーボード趣味(正確に言うと”メカニカルキーボード”だけど)にはまると、色々なスイッチを試したくなりますよね。
で、まずはAmazonやら遊舎工房さんやらTALPさんやら、国内店舗から買うと思いますが、その内それらの店で扱っていないスイッチが欲しくなり、アリエクやら海外ショップやらで買うことになる、と。
最初は敷居が高かった海外購入ですが、一度慣れてしまえばタガが外れ、バンバン買っちゃう・・・
こんな感じに”沼”にはまっていくのだと思います。
でもですね、スイッチ沼なんてまだ可愛い方ですよ。
それ以上に深い”底なし沼”があるのです。
Wkekav LUCKY65 (Black)
Keyreative KAP GENERATION
まずは”キーボー沼”。
最初の頃は2台も持っていれば十分だったキーボードですが、手持ちのスイッチが増えるにつれ、いちいち付け替えるのも面倒だからと、もう1台、さらに1台と増えていくのです。
キーボードと言っても、色々なサイズがあるし、マウント構造やフォームの違いなども、やっぱ知っときたいですからね。
キーボードの値段はピンキリですが、最初はびびりながら2万円超えのヤツを買ったとしても、次は3万、そして5万と言ったように、自分の中で要求仕様がどんどん膨れ上がり、金銭感覚が麻痺していくのです。
まさに「終わりの始まり」、ですな。
Weikav D75
Keykobo MIAMI NIGHTS
さて、キーボード沼が「終わりの始まり」なら、終着点は”キーキャップ沼”。
これ、シャレにならないぐらいヤバいです。
まず、キーキャップって、実用に不満のないものでも3~4千円くらいします。
で、仮に”キーボード沼”のせいで5台のキーボードを持っていたとしても、キーキャップ代は2万円ですから、ま、趣味としては許容範囲でしょう。
ところが、キーキャップって、しばらくすると飽きるんですよ。
キーキャップって、打ち心地がどうか以前に ”デザイン” で選ぶので、ネットを見ていて「かっこいいじゃん!」と思うと、ついつい欲しくなっちゃう。
しかも、キーキャップの製造ロットっておしなべて少ない、なんてことを知ってしまったので、今を逃せば買えなくなるかもしれない・・・
「ご購入、ありがとうございます」 By Shop.
こんな感じで、キーキャップコレクションが増えていくのですが、この頃になると、最初はわからなかった打鍵音とか打鍵感、細かなクオリティなんてものがわかるようになってきます。
となると、俄然欲しくなるのが”高級キーキャップ”、なんですね。
ところで、何が”高級”かって言えば、そりゃお値段が高いからでしょう。
私のランク分けは、低い方から「〜5,000円」「5,000円〜15,000円」「15,000円〜」の3つに分けられると考えています。
ま、そんなことはどうでも良いのですが、「とにかく高いヤツを試してみたい」、「いやしかし、キーキャップごときに2万も3万もかけるの可笑しいんじゃね?」などと葛藤しつつも、たまたま小遣いに余裕があるタイミングで買ってみたら、「ありゃ、やっぱ GMK って良いねぇ」なんて感じで気に入ってしまった・・・終わりが見えましたな。
Luminkey LUMINKEY65
Gmk EARTH TONES
最後に、実際に”キーキャップ沼”にドップリはまった人の話を。
その人、自分でもキーキャップを何セット持っているか分からなくなってしまったらしく、実際に数えてみたんですって。
でも、押し入れや部屋の隅に分散して散らかしてあるので、60数えたあたりで諦めたそうです。
彼が持っている中で、聞いたことがあるブランドのキーキャップだけでも、
GMK:16、Domikey:7、Milky Way:5、KeyKobo:4、PBTFans:2、KEYREATIVE:2
の各セットを持っているとのこと。
まぁ、この中には”高級”かどうか微妙なヤツがあるかもしれないけど、それにしても・・・
こりゃもう、沼に棲んでいる病原菌に冒された病気、ですなぁ。
ちなみにその人、持っているGMKの半分は、買ったままシュリンクも剥がしていないんですって。
我ながら、じゃなかった”その人”、アホじゃなかろうか。